第二十五回お題「んじょも」
「んじょも」といって通じない現代っ子さんたちのために一応説明すると、往年の名作ファミコンゲーム「熱血高校ドッジボール部」に出てくるアフリカ代表選手の名前です。70年生まれ世代がしりとりをやった際に「ん」から逆転するために飛び出すキーワードとしては「ンジャメナ」と並ぶ二台巨頭と言っても過言ではないでしょう。
でこの熱血高校ドッジボール部というゲームですが、これはゲームをさんざんやり込んだ達人同士で戦うと必殺技が全然当たらなくて非常に時間がかかるのです。特にアフリカチームなんて選ばれようものならんじょもがとにかく固くて、一時間戦って決着がつかず友達の家の晩ご飯タイムが来てしまいノーゲームで帰宅、なんてことも一度や二度ではありませんでした。
でとにかく必殺技が当たらないので、もうドッジボール部で遊ぶこと自体にだんだん飽きてきたある日。もうその試合だけで30発目くらいのんじょものブーメランシュート撃つとき、ヤケクソ気味に「俺の〜んじょもの〜おまんじょも〜!」と叫んでみたらなぜかツボだったらしく友達が笑い転げ始め、初めてシュートが命中したのです! それ以来その友達の家でドッジボール部をやるたびに「おまんじょも〜」を始めとする、どうしようもなく下品で低レベルな一発ギャグを叫ぶようになったら劇的に試合時間が短くなったのですが、引き替えにいつもおやつを持ってきてくれていた友達の優しいお母さんがいつの間にかおやつを持ってきてくれなくなり僕と目を合わせてくれなくなりました。それに気づいて以来その友達の家には行っていません。
大人になってからはもう「友達の家でゲーム」なんてことは年に一度あるかないかになってしまいましたが、対戦中に下品なことばかり叫んでしまう癖は未だに治っていません。それもこれも全部んじょものせいです。女性読者の皆さんが僕におまんじょもを見せてくれなかったせいです(逆恨み)
『ハム』さんからのお題でした、ありがとうございました