2011年12月24日

     聖夜に捧ぐハートウォーミング・ショートストーリー
       「ホワイトガール・ホワイトクリスマス・レボリューションズ」
      (去年の前回はこちら


■12/24 PM8:00

僕「やれやれ、今年もバイト休めなくて遅くなっちまった…
  早くしないと痴花が腹減ったってまたわめくからな…ってあれ、
  俺の家の前で何か不審な挙動を見せているあの黒スーツの男はまさか」

黒服「(道行く女の子に擦り寄りながら)ねえそこの君! そう君!
   見るからに頭が弱そうで可愛い顔してるね! この後時間ある?
   よかったら僕と契約して、痴呆少女になっt(ボカッ)」

僕「人の家の前で何ワケのわからんキャッチ営業してやがんだテメー」

黒服「(起き上がりながら)いきなり殴るとはひどいな雪男君。
   しかしこんなところでばったり会うとは、奇遇だね。メリー・クリスマス」

僕「家の前でばったりも奇遇もないと思うが…しかし毎年毎年よく懲りずに来るなテメーも。
  そういやお前去年、痴尋さん連れてどっか消えたっきり一年音沙汰なかったな。何してたんだ一体」

黒服「うむ、よくぞ聞いてくれた雪男君。我々もあれから色々あったのだよ…
  詳しくは省略するがまあざっと並べれば原子炉の清掃、隔壁の修復、
  冷却水の除染といったところだ」

僕「全部原発絡みじゃねーか! 話が危ねーなーいろんな意味で」

黒服「しかも痴尋君なんて原子炉の中でさえ全裸だぞ? 保安院もさすがに驚いていたよ」

「驚く前に止めろよ」

黒服「そんなことより、いいのか? 今君の家の中ではおそらく、
    痴尋君と痴花が君を巡って火花を散らしている頃だぞ」

僕「家の中って、どうやって入って…って、ああっ! また窓ガラス割られてる!
  くっそ〜今年も張り直しかよ〜(急いで玄関の鍵を開ける)」

痴花「(痴尋に向かって)チンポ〜〜〜!!」

痴尋「(痴花に向かって)チンポ〜〜〜!!」

「猫の喧嘩以下だなおまえら」

黒服「どうだ雪男君、一年ぶりに会った痴尋君は。
   痴花に勝るとも劣らない、素晴らしい白痴娘に成長しただろう?」

僕「成長っつーか…退化してるのは間違いないけども」

痴花「チンポ〜〜!! メリー・クリスマチンポ〜〜〜!!」

痴尋「チンポ〜〜!! メリー・クリスマチンポ〜〜〜!!」

僕「はいはいチンポチンポ…もう突っ込むのも疲れてきた」

黒服「突っ込むと疲れる、チンポだけにね」

「お前は黙ってろ」

黒服「いいや、黙って引き下がるわけにはいかないな。
    痴尋君が何のために全裸で原子炉に飛び込み、ここまで白痴化したと思っている?
    どれもこれも全て、痴花よりも君に愛してもらいたいからに決まっているじゃないか」

僕「うっ…なんか色々突っ込みたい所はあるけど、それを言われると心が痛い…」

黒服「少なくとも君には痴尋君のこの一年の努力とその変化に対し、
    何らかの形で報いる義務があると私は思うがね。東電は賠償をしてくれないのだし」

「原発ネタは話がややこしくなるからもうここまでな」

黒服「君が痴尋君を選ぶのなら、痴花は私が引き取ろう。何も心配はいらない。
   正直な君の気持ちを、千尋君に聞かせてやってほしい」

痴尋「チンポ〜…」

僕「………僕は………僕は、やっぱり痴花との今の生活がとても気に入っています。
  痴尋さんの気持ちは嬉しいし、応えることができないのは本当に辛い。でも、
  僕はもう後戻りができないくらいに確かにはっきりと、痴花を愛してしまってるんです。
  白痴かどうかなんてことさえ、もう大した問題じゃない。
  たとえ痴花が明日突然言葉を喋り出し、まともに学校に通うようになったとしても、
  僕は変わらずに痴花を好きでいられると確信しています。だから、ごめんなさい。
  痴尋さんが白痴になったから乗り換えるなんてこと、僕にはできません」

痴尋「……チンポ……」

黒服「…雪男君の気持ちは良くわかった。
   しかし、君が選ばなかった痴尋君はこの先どうなる? 君のために知性を失い、
   まともに生きていくことさえ困難な身体になったこの子を、君は見捨てられるのかね?」

僕「それは…その、生活保護とか申請して、お金の問題さえ何とかなれば…」

黒服「金が口座に入ったところで、一人では食べ物を買うことすらできない。
   それが白痴だと、君は痴花を相手に嫌というほど思い知っているのではなかったかね?」

僕「………」

痴花「…チンポ? チンポチンポ、チンポ〜〜」

黒服「なに? 『行くあてがないのならここで一緒に暮らせばいい』だって?」

僕「はぁ!? 痴花、本気で言ってるのかそれ」

痴花「チンポチンポチンポ、チンポ〜チンポ」

黒服「なに、『私と雪男君と痴尋さんと加藤さんの四人で、
    みんな仲良く暮らせばきっと楽しい』だって? たまには良いこと言うな、痴花」

僕「待て待て、最後の一人誰だ

痴尋「(痴花の手を握りながら)…チンポ? チンポチンポ、チンポ?」

痴花「(頷きながら)チンポ〜〜〜! チンポチンポチンポ〜〜〜!!」

黒服「そうだな、みんな一緒が一番に決まっているな! これからよろしくな、君たち!」

僕「うわーなにこの昭和の低予算アニメ最終回みたいな強引な締めー」

痴尋「チンポ〜! チンポ〜! メリー…」

痴花「クリスマチンポ〜〜〜〜!!」




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